ヴィーガニズムを考える

院長の藤森です。

少し前から“ヴィーガン”“ヴィーガニズム”というワードをよく耳にするようになってきました。

今年8月にイタリアで『親が完全菜食主義の食生活を16歳以下の子供に敷いた場合厳罰する』という法案が議会へ提出されたことをうけ、今日はその『ヴィーガン』についてお話ししたいと思います。

ヴィーガン、ヴィーガニズムとは何か

column-20161102ベジタリアン=菜食主義者、肉や魚を食べない人ということはもうご存知の方も多いですね。

ヴィーガンは『完全菜食主義者』という意味です。
人間は動物を搾取することなく生きるべきという思想のため、肉・魚・卵・チーズ・バター・はちみつ・ゼラチン系は一切口にしません。

更にその思想は食生活だけにとどまりません。衣食住すべてのライフスタイルにおいても動物性の素材を使用しないというポリシーのもと生き、その生活様式を「ヴィーガニズム」といいます。

ヴィーガン食を強制したら厳罰―イタリアで提出された法案―

イタリアで8月に、親が完全菜食主義の食生活を16歳以下の子供に強制した場合、彼らを罰する法案が同国議会に提出されました。
この法案が成立すれば、親が自分の子供にヴィーガン食を強制しただけでも最長で1年、子供がそれによって病気を患った場合は最長4年、そこから子供が死亡した場合は最長6年の懲役が科せられることになり、子供が3歳以下の場合は、更なる厳罰が用意されているといわれています。

法案を提出した国会議員のサヴィーノ氏によると、ここ数年でイタリアではヴィーガンが健康に良いという考えが普及したため、ヴィーガン食を子供にも与える人たちが出てきました。ところが、これから成長する子供にとって不可欠な栄養素が欠けているため栄養失調で病院に運ばれ、時には危篤状態に陥る事態が発生しているそうです。

日本と世界のベジタリアン・ヴィーガン率

ベジタリアン・ヴィーガンの割合が世界でどれくらいいるのか、2014年12月にNPOアニマルライツセンターが一般調査会社のWebモニターを使った調査結果を出しました。

ベジタリアン ヴィーガン
日本 4.7% 2.7%
アメリカ 5% 2.5%
イギリス 2% 1%
オーストラリア 10% 2%
スウェーデン 10% 4%
イスラエル 8% 5%
イタリア 12% 1%
ドイツ 9% 1%
台湾 13% 5%

この数字は年々上昇傾向にあります。

「地元の農業をささえたいから」「環境保護のため」「健康的な食生活」と思う人はもちろん、
健康上の理由や倫理的な理由、地球環境による理由や宗教上の理由など様々な理由がヴィーガン急増の背景にあるようです。

最近、美容と健康のために菜食主義を実践し、むしろ体調を崩し肌の状態も悪くなり病院へ診察を受ける人が増えているそうです。

人間はどうしても、動物から摂らなければならない栄養素があります。
ダイエットや美容・健康のためにはやはり、バランスの良い食事が一番です。

次回はそのあたりをお話ししたいと思います。