男性更年期障害の問診票

院長の藤森です。

40代から50代の男性で、なんとなく疲れる、若いころとはどこか違う、と漠然と感じている方は多いのではないでしょうか。
意識しないと日々はなんとか過ぎていくのですが、立ち止まって考えてみると積み重なってきた身体や心の疲れを感じると思います。

男性更年期障害を判定するための17つの質問

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Aging Male Symptom(AMS)と言われる男性更年期障害を判定するために広く使われている17の質問がありますのでぜひチャレンジしてみてください。
日本泌尿器科学会のホームページや各大学のホームページでもよく紹介されています。

17項目を5段階で評価します。「非常に重い」を5点、「なし」を1点とし合計点数を出します。

  症状 なし 軽い 中等度 重い 非常に重い
Q1 総合的に調子が思わしくない 1点 2点 3点 4点 5点
Q2 関節や筋肉の痛みがある 1点 2点 3点 4点 5点
Q3 ひどい発汗がある 1点 2点 3点 4点 5点
Q4 睡眠の悩みがある 1点 2点 3点 4点 5点
Q5 よく眠くなる、しばしば疲れを感じる 1点 2点 3点 4点 5点
Q6 イライラする 1点 2点 3点 4点 5点
Q7 神経質になった 1点 2点 3点 4点 5点
Q8 不安感がある 1点 2点 3点 4点 5点
Q9 身体の疲労か行動力の減退 1点 2点 3点 4点 5点
Q10 筋力が低下してきた 1点 2点 3点 4点 5点
Q11 憂鬱な気分になることがある 1点 2点 3点 4点 5点
Q12 絶頂期は過ぎたと感じる 1点 2点 3点 4点 5点
Q13 力尽きた、どん底にいると感じる 1点 2点 3点 4点 5点
Q14 ひげの伸びが遅くなった 1点 2点 3点 4点 5点
Q15 性的能力の衰え 1点 2点 3点 4点 5点
Q16 早朝勃起(朝立ち)の回数の減少 1点 2点 3点 4点 5点
Q17 性欲の低下 1点 2点 3点 4点 5点
診断結果
  • 27点~36点・・・軽度
  • 37点~49点・・・中等度
  • 50点以上・・・重度

※27点以上の方、気になる症状がございましたら、無理せずお早目にクリニックにご相談ください。


点数が低いほうが元気があるということなのですが、17項目それぞれの内容にも注目してみてください。

イライラする、神経質になった、不安感がある、憂鬱な気分、などの精神状態をそのまま判定するための質問です。
筋力の低下、性的な能力の衰えなどの質問に関しては男性ホルモンであるテストステロン低下による性機能低下を示すLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)を評価するための質問です。

テストステロンが十分かどうか、自覚症状から確認を

男性更年期障害という病名はテストステロンが低下したことによる全ての症状を指しますが、その方によって精神状態が全面に出る場合と性腺機能低下が全面に出る場合があります。
精神状態が全面に出るタイプの方は先に精神科に行ってしまい、テストステロン不足に気付かない場合がありますので、40歳を過ぎたら男性の誰もがテストステロンが減っているという現実を知っておく必要があります。

今回の問診票はご本人が回答するものですが、女性がご主人や彼氏の事を想像してチェックしてみるのも有効です。
気になる項目がいくつかある場合はご家族が男性更年期障害を疑って、専門病院の受診を勧めていただければと思います。

保険診療の病院で男性更年期障害またはLOH症候群と診断された場合はテストステロンを筋肉注射で定期的に打つという治療になります。
効果はあるのですが、注射をしたあと数日はとても元気になり、そのあと逆に調子が悪くなる方がいらっしゃいます。身体の中のテストステロン量に大きな波を作ってしまうのです。

当院ではテストステロンクリームをご自身で朝晩塗っていただくという治療法ですので、テストステロンの血中濃度が一日中一定に保てるため、常に元気の良い状態を保つことができます。
このように治療法はいくつかのものを選べますが、まずはご自身のテストステロンが十分にあるかどうかを、自覚症状からも確認してみてください。