副腎疲労症候群の症状

副腎疲労症候群は、休んでも(特に午前中)疲れが取れない、だるい、思考が定まらず頭が働かない、うつっぽくなる、(女性の場合)PMSがひどい、などの多彩な症状を起こす病気です。
腎臓の上にある、きのこのカサのような臓器である「副腎」が消耗し、機能が低下することにより起こります。

原因

副腎疲労症候群副腎疲労症候群の原因を一言で表現すると、「ストレス」です。
副腎ではさまざまなホルモンが作られていますが、その中でも代表的で非常に強力なのが、「コルチゾール」というホルモンです。

コルチゾールはストレスがかかると分泌され、ストレスに対する抵抗力や回復力を増加させることから「ストレスホルモン」とよばれ、これにより私たちの身体は日々のストレスから守られています。

このストレスが一定以上の量や期間を超えてかかると、大量のコルチゾールを分泌することに副腎が疲れてしまい、最終的にはコルチゾールを分泌することができなくなり、ストレスが直接身体に障害を与えることになります。これが副腎疲労症候群の原因です。

ストレスと副腎の関係

ここでいう「ストレス」とは、精神的なものも肉体的なものも含み、それぞれの総和として身体にのしかかってきます。
しかし、何がどの程度ストレスと感じるかは個人差がとても大きく、一様には語れません。

例えば、上司にいつもよりちょっとキツ目に怒られたとしましょう。ある人は「ちょっと怒らせちゃったなぁ。次は気をつけよう!」と前向きにとらえ、あまり気にしないかもしれません。
しかし人によっては、「ああ、上司に嫌われちゃった。私はもう、おしまいだー!」と、人生の終わりのように捉えるかもしれません。

また、特定の食物、例えば甘いものなども身体にとってはストレスになります。
しかし、ストレスの個人差はこれについても思っているより大きく、ある人はたらふく甘いものを食べてもあまり悪影響を受けないのに、ある人はさほど食べていないのも関わらず身体にとっては大きなストレスになり、ホルモンのバランスが崩れてしまうことも珍しくありません。
つまり、同じ環境にいても、副腎疲労症候群になる人とならない人がいるのです。

副腎疲労の検査をしましょう

副腎疲労の検査「原因」としての「ストレスの強弱」を計測するのは難しいため、「結果」としての「疲労の程度」を医学的に検査する必要があります。そして、その方が副腎疲労症候群であることがわかれば、ホルモン薬や栄養サプリメントなどにより症状を改善させながら、ストレスの原因になっているものを取り除く治療を行う必要があります。

多くの場合、副腎疲労症候群になっている方は、他の主要なホルモンにもアンバランスが生じています。この治療も併せておこなうことで、さらに回復を早めることができます。

こんな症状があったら要注意

朝起きるのがつらい 疲れがとれない 塩辛いものが
無性に欲しい
倦怠感が強い
疲れる 性欲の低下 ストレスに
対処できない
病気やけが、心的外傷
回復するのに
時間がかかる
頭がクラクラする 軽度のうつ 人生のすべてが虚しい
カフェインがないと
仕事ができない
PMS(月経前症候群)
の悪化
ボーっとする 記憶があやふや
目覚めが悪い 午後はぼんやり 夕食後元気になる 仕事がはかどらない
集中できない

対応する検査と診療